梅雨入り前の研修旅行

【更新日】 2025年6月12日(木) KONOMATAのひとり言
令和7年6月7日(土)
北九州、山口県まで梅雨入り宣言をするなかで
敬神婦人会の研修旅行がありました。
行き先は、島根県西の端、津和野町です。
そこに鎮座する太鼓谷稲成神社は、日本五大
稲荷の一つとして数えられています。
山陰道が一部開通したので今回お詣りする
ことになりました。

太鼓谷稲成神社は、津和野の街を見下ろせる
高台にあり、古くから開運・厄除け・産業発展
・福徳円満・願望成就の守護神として広く崇敬
されています。
『いなり』を『稲成』と書くのは、願望成就の
ご神徳にちなんだもので、日本で唯一です。

御祭神  宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
                伊奘冉尊(いざなみのみこと)

また、元宮、命婦社、新殿裏奉拝所へも参拝
しました。お天気にも恵まれ、気持ちのいい
研修旅行となりました。

以下、太鼓谷稲成神社様のホームページからの
抜粋です。

元宮(もとみや 旧熊野神社)

江戸後期の安永2年5月15日、
藩主七代亀井矩貞公より、
京都伏見より稲荷大神を、城内の一角である
太皷谷の峰(津和野城の鬼門)に勧請し、
稲成神社(=現在の元宮)が建立されました。

命婦社(みょうぶしゃ)
 

「元宮」の背後に鎮座し、
稲成大神の御眷属=お使いのお社であります。
古来より、命婦社での祈りは、京都の伏見稲荷大社
に通じるとの伝説が残り、霊験顕著な神域として
崇敬されます。通称「おじょう」とも呼ばれ、
脇にはいつもローソクの火が絶えず、神妙な風格を
漂わせています。

※「命婦」とは古くは平安期の五位以上に叙せられ
た女官及び五位以上の官人の妻を意味し、現代では
稲荷大神の御眷属であるお狐様の異称として親しま
れています。

御祭神 命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)
          (稲成大神お使いの夫婦の白狐神)
御神徳 神狐守護 良縁成就 夫婦円満 
学業成就 五穀豊穣など

新殿裏奉拝所

当奉拝所は、御祭神がお鎮まりになる御本殿
を背後から
拝する神聖なる神域であります。
新殿の裏側にあるため目立ちませんが、
大神様を最も近い場所から拝する場所として、
ご信仰の熱心な方がお参りされます。
稲荷信仰では古来より、御祭神は本殿の背後より
出入りするとの言い伝えが残ります。
心静かにお参り願います。