心を一つにして斎行する假殿遷座祭
【更新日】
2025年6月11日(水)
KONOMATAのひとり言
令和七年三月九日夕刻。
氏神様は無事に御假殿にお戻遷りになりました。
夕日が明るく殿内に照らし輝いています。
まるで氏神様とこの祭典に奉仕した神職・
遷宮委員さんや氏子の皆様の気持ちが一つに
なった表れに思えました。
御井神社は、ご祭神が木俣神(このまたのかみ)で
あり近くには母神八上比売の社や産湯に使われた
三つの井戸がぁります。
古事記出雲国風土記にも記載がある千数百年以上
の由緒ある神社です。氏子数は百戸まりです。
今回は平成七年から三十年ぶりに行われる
式年遷宮となります。
総代会で遷宮の実施についてl話し合われ、
各自治会より遷宮委員が選出されました。
委員会が立ち上がると幾度も話し合いがもたれ
ました。遷宮で行う工事の規模が決まり、
見積りを立て、必要な予算額が明らかになり
ました。氏子さんの負担を減らすためには、
いかに外部から御奉讃いただくかにかかって
います。そこで、遷宮委員さん方は氏子外の
直江地区を一軒ずつ歩いて寄付のお願いをしたり
地区内の企業や地区外の知り合いまで広げて
奉賛金をお願いしたりされました。
遷宮委員さんは、それぞれの自治会で活躍されて
いる方々なので、ご自分の勤務先でも働き盛りの
方々です。資金集めはl仕事の休みや合間を使わね
ば出来ませんした。委員さん方の頑張りが無けれ
ば当社の遷宮の斎行は不可能です。御井神社には
ホームページがありますがこちらから地区外の方
のご寄付をいただくこともありました。
まだ假殿遷座祭が終わっただけで、秋の本殿遷座祭
まで八ヶ月あります。氏子さんの熱意に背中を押され
ながらではありますが、宮司としてこの三十年に一度
の大事業をやり遂げたいと誓いました。