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母神 八上姫(やかみひめ)様が湯あみされ、
お子神 木俣神(このまたのかみ)を『産湯』なされた霊泉です。
後産が終わったあと小さな桶にお湯をはり、お湯で取り上げた子どものケガレを祓います。
産湯には、出産のケガレを祓い清め、生命の発展を祈るとともに「此の世」の人間の仲間
入りをさせるという意味があるのです。また、産湯には各地で様々なしきたりがあり特に
塩や酒を入れると子どもが風邪をひかないという言い伝えもあります。神様にお供えする
塩や酒で子どもの体を清め、発育を願うという意味があるのです。
(うぶちゃんと学ぶ腹帯イロハより抜粋)
日本最古の井戸で宮中にも御分霊して祀られています。三つの井戸は神社の前の道路沿いに
あり標柱が目印です。現在は、神社の外にありますが戦国時代までは井戸がある場所も境内
であったといわれています。
毎年5月に井戸のお祭をします。子ども達が三つの井戸の水を汲んで廻ります。
【生井】・・・ 生気ある神、子安、病気平癒
【福井】(栄久井)・・・ 栄える井、母子の発展、家運隆昌
【綱長井】・・・つるべ綱の長い井、母子の長寿、家内安全
三省堂刊「広辞苑」
御井の神とは、所々に井戸を作られて、人々のために尽くされた功績によってつけられたお名前である。
大阪市にある坐摩(いかすり)神社のご祭神は、五座あり、その上段にある三柱の神が生井の神、福井の神、綱長井の神である。
「古事記伝」 本居宣長著
①生井 → ②福井 → ③綱長井 の順番でお参りください。