嫁ヶ島の悲しい伝説

【更新日】 2022年9月17日(土) KONOMATAのひとり言
斐川町敬神婦人会の研修で、宍道湖遊覧船に
乗って美しい嫁ヶ島の悲しい伝説を知った。

宍道湖に浮かぶたったひとつの島「嫁ヶ島」

島には江戸時代初期に堀尾忠晴が勧請した
竹生島神社(琵琶湖)の祠があり多くの松の木
が植えられている。

この嫁ヶ島には悲しい伝説が残されている。
姑にいじめられた若嫁が、寒さに凍った湖上
を歩いて実家に帰る途中、氷が割れて湖に沈ん
でしまった。それを憐れんだ湖の神様が、一夜
にして小さな島を浮き上がらせて嫁の亡骸を湖
面へ引き上げた。

「出雲風土記」によるとこの島は、蚊島(かしま)
と呼ばれておりその表記がいつの間にか嫁島と
なり嫁ヶ島となったであろうと言われている。

現在は夕日を背景とした構図の美しさで有名で、
「日本夕日百選」にも選ばれている。