---鬼嫁と大国主の恋①---

【更新日】 2025年6月8日(日) 八上姫がつないだご縁

御井神社のご由緒の核となる「因幡の白兎」の
神話は出雲から鳥取まで、この地元山陰を舞台
にした物語です。古代から人々が語り継いだ
神話は唯一無二のもので、私たちの宝と言って
よいでしょう。

下記の神話は、地元の企業様が現代風に
アレンジして提供して下さいました。

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大国主命と我が子の幸せを願って
大国主命がスセリ姫と結婚しちゃったことも
理解して一人でひっそり因幡の国に帰った
八上姫なんだけど、その後の消息は分からない
んだって。
なんというけなげで悲しい生涯なんでしょう。
美しい姫だけに幸せになっていて欲しいわよね…。

さてさて八上姫がいなくなって晴れて正妻の座を
勝ち取ったスセリ姫は、当初『八上姫にわるかっ
たかな〜』なんてしおしお思ってたんだけど
だんだんと『私は勝ち組よ』とうぬぼれ心がどん
どん大きくなっちゃったの。
大国主がスサノオ父さんからの修行を受けていた
時の内助の功の気持ちや、自分から身をひいた
八上姫の真心を忘れずに持っていて欲しかったん
だけど、なんでかなぁ。
うぬぼれ高慢ちきな心、きじこも自分を戒めます。
八上姫の残した子供はこの環境で幸せになれたの
かは ビミョーよね〜

『こうなったのもオレのせいだ』と大国主も
しばらくは我慢してたんだけど、日々鬼嫁日記を
更新するスセリ姫に対してさすがに気持ちが凹ん
じゃったのは仕方ないかな。

♬幸せは二人で育てるもので
どちらかが苦労して作るものではないはず♪
 って何かの歌にあった気がする。

そんな時、大国主に東北出張の話が舞い込んだの。
毎日鬼嫁のご機嫌とっているのにちょっと疲れてたし
クールダウンにちょうどいいか、と早速出発!
出発先の高志(こし)の国(今の新潟県糸魚川)で大国主
を待っていたのが沼河ヒメ(ヌナガワヒメ)っていう
若くて美しいお姫様がおられるっていう噂だった
のね。

えっ(;‘∀’)    大国主もしかして・・・・
えっ(;‘∀’)  やめておけば・・・

ってきじこのココロの叫びは届くはずもなく
大国主は実行に移しちゃった。

つづく……。

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八上姫様の生誕地である鳥取の商工会議所様が
制作されたアニメ動画もお楽しみください♪

八上比売(やかみひめ)チャンネル