兄が育てたシャクナゲ

【更新日】 2023年4月13日(木) KONOMATAのひとり言
世間を花見が席巻しているとき、私も花見の名所ばかりに目をやっていました。
花見の時期が終わり、桜ロスになっていたところ、ふと我が家の庭に目をやるとちゃんとここでも花が咲いていました。
シャクナゲです。シャクナゲの花を見ると兄を思い出します。

兄は身体を壊して長らく療養していました。そのとき心を癒してくれたのが数々の植物だったようです。
はじめは、観音竹(カンノンチク)、濃い緑の葉にクリーム色の縦縞が入っているのがお気に入りでした。
次に、裏山から苗を見つけて鉢に植え替え育てたラン。
野生のランの花は、派手ではないが清楚な白い花をつけています。
そしてシャクナゲ。隠岐島では、オキシャクナゲが有名なように各地方で様々な種類の品種があります。
小さな苗から育て、花が咲くまで成長するのを楽しみにしていました。

その兄はもういませんが、シャクナゲたちは今では我が家の庭の主役です。