関の五本松公園

【更新日】 2023年4月6日(木) KONOMATAのひとり言
「ハァ〜〜 関の五本松 ア ドッコイショ 一本切りゃ四本 あとは切られぬ 夫婦松… 」と歌われる民謡関の五本松。
かつて松江街道沿いに生えていた五本松は、船乗りたちの目印として親しまれていました。
ところがある日、そのうちの一本が通行を妨げるため伐採されてしまいました。
この事件から上の歌詞が生まれ、美保関の花柳界でお座敷歌にのせて歌われるようになりました。

美保関は、古より日鮮貿易の拠点として栄え、江戸時代から大正時代にかけては、北前船航路の中継基地として重要な港でした。
この北前船の時代には、西日本でも有数の歓楽街があり多くの遊郭が軒を連ねていました。
現在では、青石畳通りに往時の面影を偲ぶことができます。

松江街道は、美保関近くで海を見下ろす尾根上を通ります。
ここに生えていた関の五本松は、昭和18年に天然記念物に指定されましたが、平成12年までに枯れて伐採され現在は、3代目が植えられています。

この周辺を関の五本松公園として整備され、ツツジの名所として知られています。
以前はリフトで頂上に上がることでき、近隣の小学校の遠足の目的地として、たくさんの人が訪れましたが
今ではひっそりとしています。
公園からの眺めは絶景です。