昭和11年の遷宮
【更新日】
2022年12月12日(月)
KONOMATAのひとり言
以前、昔の棟札についてご紹介しました。
明治33年と昭和11年です。今回は昭和11
年の棟札についてお伝えします。
「明治33年、神社の修復後、長い月日が
経ち屋根が傷み雨漏りがするようにな
りました。氏子さんと相談をして新し
く社殿を造営することになりました。」
「天保4年(1833)に造られた本殿は四尺四方
(1尺=30、3cm )と小さく神様の大きさに
はそぐわないと考えました。」
「この当時は、日本が東亜の盟主としてやが
ては世界中を掌握するという国威高揚の時
期と重なり現在の大きさの社殿に生まれ変
わったのです。」
この棟札を読むと当時の氏子さんのご苦労が
よく解ります。
今回も当時のご先祖様のように熱い気持ちを
込めて神様のために遷宮を成し遂げたいと考
えています。