亡兄の遺した「御井だより」
【更新日】
2022年10月19日(水)
KONOMATAのひとり言
社務所の押し入れを片付けていたら
私の亡兄の書いた「御井だより」を
見つけました。
昭和63年6月から毎月一回発行して
拝殿の前に置いていました。
パソコンではなくワープロで作成
していました。
当時の兄は、出雲大社國學館で権正階
の検定講習を受けていました。病身で
ありながら御井神社にご奉仕するため
に通っていました。
御井だよりを読んでみると神道や祝詞
遷宮など基本的な知識の解説があった
り自分が研修で体験したことなどを熱
意を込めて記していたことが分かりま
した。
平成元年2月第9号を以て発行は終了し
ました。最後の御井だよりは「死」に
ついてでした。病気と闘っていたので
「死はこわい?」というテーマで書い
ていました。
平成4年正月明けに旅立ちました。
私は兄の跡を受け継ぎ御井神社のご奉
仕をしております。兄の遺した「御井だ
より」を読んで、兄の想いをしっかり受
け止めご奉仕に励みます。