御奉賛の御礼

 
 ごあいさつ

 御井神社は、大国主神と八上比売神の御子神である木俣神をご祭神とし、
 出雲國風土記や延喜式にもその名の見られる由緒ある神社です。
 安産の霊験あらたかで、地元はもとより全国からご信仰を集めて参りました。

 前回平成7年の御遷宮から三十年経ち、
 社殿に傷みが目立つようになったため、遷宮委員会を結成し
 改修工事を行いました。そしてこの度、本殿の屋根をはじめ、
 拝殿、玉垣の修繕、駐車場の整備などを立派に竣工することが出来ました。

 これもひとえに、多くの氏子崇敬者様、企業様のご厚志のたまものと
 心よりお礼申し上げます。

 皆様には、ぜひこの機会に
 爽やかな御神気の感じられる清浄な御井神社にご参拝され、
 大神様の御神徳をいただかれますようご案内申し上げます。


 

御井神社 宮司 稲田真二
御井神社遷宮委員会 委員長 三原修治
 

宮司 稲田真二

【御井神社遷宮のあらまし】

事業費

概算事業費 43,000千円
(内訳)  
建築工事・駐車場整備
 本殿 屋根替他 改修工事
 中殿・拝殿 改修工事
 駐車場整備
29,000千円
調度品の整備・祭典費 9,500千円
総務費 4,500千円

主な行事予定

仮遷座祭 令和7年3月9日
工事完成 令和7年 9月
正遷座祭 令和7年11月1日
奉祝例大祭 令和7年11月2日

御井神社の由緒

御井神社は、古事記および風土記等日本最古の史書十三の文献に記された由緒ある神社です。そもそも当社が安産の神また水神の祖であるという謂れは、記紀に記された次の故事によります。

大国主大神は因幡の白兎の神話の時、むこうで八上姫という心姿の美しい女神を愛され、姫はやがてみごもられた。臨月となられた八上姫は背の君に会いに出雲大社へ行かれたが、正妻須世理姫の立場を慮り、会わずに引き返された。

そして神奈火山の麓直江の里まで帰られた時産気づきやがて玉のような御子を挙げられた。そこで三つの井戸(生井、福井、綱長井)を順次掘り御子を産湯させてから木の俣に預け、母神のみ因幡へ帰られた。

これより御子を木俣神または御井神と申し上げ、安産と水の守護神として全国からの信仰を集めています。

ご祭神 木俣の神と八上姫