「がん」について考える

【更新日】 2023年6月26日(月) KONOMATAのひとり言
出雲徳州会病院の内視鏡センター 結城先生のお話を聞きました。
統計によると日本人は、男女共2人に1人が何らかのがんにかかるそうです。
がんは、万が一の病気ではなく誰でもかかる怖れがあり現在、島根県では死因の第一位です。

「がん」とは、異常な細胞が身体の中に細胞の固まりをつくることでこれを腫瘍といい、
無秩序に増植しながら周囲に広がったり、身体のあちこちに転移する腫瘍を悪性腫瘍といいます。
この悪性腫瘍のことをがんと呼びます。

ある遺伝子に傷がついたときに、細胞増植が止まらなくなる場合があることが知られています。
このような遺伝子をがん遺伝子と呼びます。
反対に細胞の増植を抑制したり、遺伝子に生じた傷を修復したりする働きのがん抑制遺伝子もあります。
このバランスが崩れるとがん遺伝子が強くなり、がんになりやすくなります。

禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって予防することができます。
しかしそれらを心掛けていても絶対にがんにならないようにすることは出来ません。
そこで、それに合わせて検査をして早期発見をすることが大切であると分かりました。