暁の超特急

【更新日】 2022年6月16日(木) KONOMATAのひとり言
2022年4月23日〜24日にかけて、県立浜山公園陸上競技場で

「第76回出雲陸上競技大会」が開かれました。

この大会は、桐生祥秀選手や多田修平選手のように日本の短距離の第一人者が
出場することで知られています。

ところで、その大会には「吉岡隆徳記念」というタイトルが付けられています。

皆さんは、吉岡隆徳さんをご存知ですか?

吉岡隆徳(よしおか・たかよし)さんは、日本の伝説的スプリンターです。

昭和初期に活躍した選手で「よしおか・りゅうとく」とも呼ばれました。
スタートダッシュに定評があり、スピードスケートの選手のように左右にステップしながら飛び出します。
最初のスタートダッシュは、世界のどの選手よりも速く、そのことから「暁の超特急」と呼ばれました。

1909年(明治42年)6月20日、出雲市湖陵町大池の彌久賀(みくが)神社10番目の末っ子として誕生。

1932年ロサンゼルスオリンピックの100m決勝で6位入賞(日本人初)という快挙を達成しました‼️

1935年に当時の世界タイ記録である10秒3を3回も樹立しましました‼️

1982年(昭和57年)73歳のとき「くにびき国体」開会式で児童84人と一緒に快走され、
お元気な姿を見せて下さいました。

こんなに凄い活躍をされた吉岡隆徳さんは、私たちの誇りです。

2020年9月に彌久賀神社の前に顕彰碑が建てられました。