TAR
【更新日】
2023年5月18日(木)
KONOMATAのひとり言
ベルリンフィルで女性として初めて首席指揮者に任命された「リディア・ター」を描いた作品を観ました。
彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類い稀なるプロデュース力で自身のブランドを創り上げることに成功しました。
指揮者というのは圧倒的に男性が多く、女性が指揮者になるということは稀なことです。
映画とはいえクラシック界で輝ける人性を創り上げたターの姿に、心を奪われました。
指揮者は、ただオーケストラの前に立ってタクトをふるだけではなく、楽団員のオーディションをしたり、
学生の指導や作曲など多岐にわたります。
一人で精力的に活動するターの行手には様々な障害が立ちはだかりますが、決して屈することなく自分の
思いを貫こうとするターの強さと美しさに感動しました。
主演は、ケイト・ブランシェット。
アカデミー賞作品賞他 、6部門ノミネートの最高の映画です。