ラーゲリより愛を込めて

【更新日】 2022年12月20日(火) KONOMATAのひとり言
みなさんは山本幡男さんをご存知ですか。

第二次世界大戦終結後に旧ソビエト連邦
によるシベリア抑留を経験した日本人の
一人です。日本への帰国が絶望的な状況
下で強制収容所(ラーゲリ)内の日本人俘虜
たちに日本の文化と帰国への希望を広め、
一同の精神的な支柱になり続けました。

題名の映画は、この山本幡男さんの収容所
での生き様と仲間との深い絆、日本にいる
家族への思いを描いていました。

私の叔父もシベリアで抑留中に亡くなりま
した。シベリアの過酷な自然環境の中で、
敵兵に監視されながら強制労働をさせられ
次々と倒れていく日本人の姿を見て叔父の
絶望的な思いや悔しさに想いを重ねました。

山本さんは、仲間に慕われながらも病気に
なり収容所で亡くなりました。最期に書か
れた遺書を仲間が家族に届けるシーンは、
涙なくしては見られません。

今現在もウクライナではロシア軍による攻
撃が続き死傷者が出たり発電所などのイン
フラが破壊され厳寒の中で希望が見出せな
い状況が続いています。
一日も早く安心して過ごせる日々が戻るこ
とを祈ります。