宝玉と王杖
【更新日】
2022年9月20日(火)
KONOMATAのひとり言
9月19日イギリスのエリザベス女王の
国葬が行われました。
その様子は、日本でテレビ放映され
たくさんの方がご覧になられたと思い
ます。
女王の棺の上には王室の旗「ロイヤル
スタンダード」が掛けられ、その上に
王権の象徴として 大英帝国王冠
宝玉(ほうぎょく)
王杖(おうじょう)
が載せられています。
日本的には、三種の神器に当たるもので
しょうか。。。
この国葬では、1953年女王の戴冠式の為に
英国の作曲家ヴォーン・ウイリアムズが作
曲した歌「味わい、見よ、主の恵み深さを」
が演奏されました。
この時の戴冠式では、もう一曲素晴らしい
行進曲が初演されました。英国の作曲家
ウィリアム・ウォルトンの戴冠式行進曲
「宝玉と王杖」です。
日本の卒業式などでよく演奏されるエルガー
の「威風堂々」のようにABABの形式になっ
ていてBの部分は素晴らしい名旋律です。
またAの部分は、25歳で即位された女王に
相応しい若々しさがあります。
まだ20代の若さで個人的な幸せだけではなく
英国のため、英国民のために生涯を捧げよう
と決意して即位された女王をみんなで支えよ
うと熱い想いが込められた曲です。
新しい国王になって英国がどのように変わって
いくのか世界中が注目しています。
(写真は山陰中央新報よ引用)