裏山から家を襲うもの⁉️

【更新日】 2022年8月28日(日) KONOMATAのひとり言
家の裏には、竹藪があります。

春に、しっかりと竹の子を掘ればいいのですが
いつもそのタイミングを逃してしまい気づいたら
背丈を越えるほどの高さに伸びていました。
ほっておくと竹の根が広がりさらに家の近くまで
伸びるので切り倒すしかありませんでした。

竹の季節を終えてホッとしたのも束の間、暑い夏が
来て家を襲う植物が、またひとつ現れました。

クズ(葛)です。

これは厄介な植物で、つるは10m以上にまで成長し
根が深いため駆除がとても困難です。
特に夏になると成長の勢いを増し、それまであった物
を飲み込んでいくように絡みついて、生命力を奪って
いきます。

家の裏をみたらたまげました。クズの軍団が裏山から
伸びてきてあるものは庭に侵入したり、あるものは、
物干しに絡みつこうとしていました。ほんの数日前
まではこんなことにはなっていませんでした。
クズに対してフツフツと怒りが湧いてきました。

ところが、クズはとても有用な植物らしいのです。
クズの根を掘り上げて皮を剥ぎ細かくして乾燥させた
ものがあの漢方薬で有名な「葛根」です。同じく根を
細かく挽いて乾燥させたものが「葛湯」です。
発汗や解熱などに効き目があるそうです。

さらにクズの根から抽出したでんぷんを「葛粉」に
します。その葛粉から「葛餅や葛切り」を作ります。

葛は、夏の終わり頃に赤紫色の花を咲かせます。
「秋の七草」のひとつに数えられています。

と、クズの良い点もあげてみましたがやはり見過ごす
ことは出来ないので、草刈り機できれいに刈りました。