かき氷

【更新日】 2022年8月11日(木・祝) KONOMATAのひとり言
毎日、暑い日が続きます。

そんな時、食べたくなるものは、、、
なんと言っても「かき氷」ですね。

かき氷の歴史は古く、平安時代、清少納言の「枕草子」
に出てくる「削り氷(けずりひ)」が最初と言われています。

削った氷に甘葛(あまづら)をかけて食べたようです。
甘葛とは、葛の樹液を煎じた汁のことでハチミツに似た味
がしたようです。

冷蔵庫や製氷機がない時代に夏の氷は、非常に貴重なもの
でした。

冬の間に天然の氷を切り出し、「氷室(ひむろ)」という
貯蔵施設に保存します。

夏にその氷を切り出し、都に運ばせましたが、運ぶ間にも
氷は溶け、着く頃には小さくなっていたでしょう。

その貴重な氷を食べることが出来たのは、一部の貴族階級
の人だけだったのです。

暑い夏にかき氷を食べられる私たちは、しあわせですね。