◯十年ぶりの井戸掃除

【更新日】 2022年7月10日(日) KONOMATAのひとり言
朝、氏子さんから電話がありました。
「宮司さん、今から井戸の掃除にいきますけん。」
私が、井戸の掃除について相談した氏子さんからでした。

生井に行ってみると、発電機と水中ポンプと水のタンクを積んだ軽トラが止まっていました。
2人の氏子さんが井戸の屋根を動かそうとしましたが、びくともしません。
角材をテコに、丸太をコロにしてようやく屋根をずらすことが出来ました。

井戸の中を見ると、雨量が少ないせいか水がたまっていませんでした。
さらに長い年月の間、土砂が堆積していました。

じょれんという長い棒のついた道具を使って、何度も土砂を掻き出して下さいました。
深さ30センチまで取り除いたところで、きれいな水を井戸の内側に吹き付け洗いました。
井戸の内側には昔の石組が残っていて、当時の様子が確認出来ました。

綱長井も同じように土砂を掻き出し、水で井戸の中を洗いました。
ここまでで一旦作業を中断し、様子をみることにしました。

二つの井戸とも中がきれいになり安心しました。
大変な作業にも拘らず、息の合うお二人の氏子さんが
自ら作業を申し出て下さった行動力に感謝いたします。

御井神社は、氏子さんの力で支えられ大切に守られていることを痛感しました。

暑い中、本当にありがとうございました。