三歳の女の子

【更新日】 2022年10月22日(土) KONOMATAのひとり言
出雲地方の七五三は、三歳でお祝い
することが多いです。

今日は、三歳の女の子のご祈祷を受け
ました。拝殿で待っていると女の子が
手に何かを持って私のところへやって
来ました。

「これどうぞ」

受け取ったものは「お初穂料」でした。

「すごいね〜おりこうさんだね〜」

この女の子は、自分の七五三のお初穂料
を自分で持って来たのです。ご両親から
頼まれて持って来たのではなく自分でや
りたいと言って持ってきました。

私はいつも七五三のお祭が終わったとき
以下のことを話します。

「◯◯ちゃんは今まで赤ちゃんでした。
 今日からはお兄ちゃんお姉ちゃんの
 仲間入りです。これからはお父さんや
 お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん
 の言うことを聞いて、元気に楽しく暮ら
 して下さい。」

この後、千歳飴を渡すと背筋を伸ばして
誇らしそうな表情で受け取ってくれます。

ご両親も我が子の成長が感じられ笑顔で
見守っておられます。